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生命科学の研究者のブログ

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「若い」ということの儚さについて

先日のグラミー賞に関する投稿でも貼った、
FUN.のWe are youngという曲、
その投稿では一部の歌詞しか貼らなかったが、
歌詞を改めて見てみると結構繊細な所があるのに気づく。




一言で曲を表すと、やはり若者が飲み屋でパーっとやる話なのだが、
パーッと飲みたくなったのはそれなりに理由がある。

Give me a second I, 少し時間をくれ
I need to get my story straight 話を整理する必要がある
My friends are in the bathroom 僕の友達はトイレにいて
getting higher than the Empire State エンパイアステートビルよりも‘ハイ’になろうとしてる
My lover she's waiting for me just across the bar 僕を待っている彼女はバーの向こう側にいる
My seat's been taken by some sunglasses 僕の席はサングラス野郎に取られていて
asking about a scar, and 彼女の‘傷’について話している
I know I gave it to you months ago 何ヶ月か前に僕が与えた傷だよね
I know you're trying to forget 忘れようとしているんだろう
But between the drinks and subtle things でも酒と些細なことのせいで
The holes in my apologies, you know 僕もちゃんと謝れてなかったりで
I'm trying hard to take it back それを取り戻したいんだ
So if by the time the bar closes だからもしバーが閉まる時までに
And you feel like falling down 君が倒れこみたい気分だったら
I'll carry you home 僕が家まで送っていくから


男はバーにいて、数か月前に喧嘩別れした彼女と居合わせる。
男は実はまだ彼女のことが好きで、遠目に気にかけている。
本当はやり直したいのだけど、それを言い出せずにいる。
でも、もし彼女が今日酔いつぶれてしまったら、
家まで送って行ってあげよう。まだ彼女のことが好きだから。

という少し複雑な事情があって、男はパーッと飲もうとしてる。
そんな状況にいたら、飲みたくなる気持ちも分かる。
そしてそういう歌詞も踏まえて曲を聴くと、
「若さ」が放つ輝きのようなものを上手く歌っているなと思う。

グラミー賞の審査員も伊達じゃないな。

ちなみにこういう曲の雰囲気が好きな人には、
この小説をお勧めする。
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大人でも無いけれど子供でもない、
そんな若者たちの輝きを描いた良い小説だと思う。



話は変わるが、We are youngの歌詞にある
My friends are in the bathroom
getting higher than the Empire State
というのは、トイレで麻薬を吸ってハイになっているということだ。
これが日本だったら、違法薬物を助長するとかで、
この曲がなんかの賞を取ることはなかったんじゃないかと思う。
こんな歌詞がある曲が最高峰の賞を取ってしまうのが、
アメリカのいい所でもあり悪いところでもある。

でも本来芸術は、社会的な通念とか思想からは切り離して評価されるべきだと思う。
そういうところで、欧米諸国と日本とでは芸術に対する姿勢が大きく異なっていると感じる。

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Author: あぴと
生命科学の研究者。ポスドク。東京という街が好きです。
興味のあること:
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